お知らせ

掴み取った“目標” 嬉し涙では無く悔し涙

 ブログを書きだしてからすごく期間が空き、シーズン途中にも結果や心境などを残せば良かったと「今」は思いながら書いています。笑
ただ、なぜ残さなかったかというと僕が「当時」は文字に起こしたくなかった理由がありました。
だから、その理由をシーズンを振り返りながら思いを書いていこうと思います。
拙い文章ではありますが、最後まで読んでくれると嬉しいです!

 一年の時からスタメンで起用していただき、作新学院大学サッカー部の長きに渡る目標である「関東二部昇格」を目指して取り組んできました。

しかし、その目標を達成出来ないまま三年の月日が経ち、自分たちが最終学年になりました。
四年目は、周りからの支持の声もありキャプテンを任され絶対に目標を達成させる。と全体ミーティングでも誓いました。

そしてチームもリーグ戦で順調に勝ち点を積み重ねていました。
自分にとってはリーグ昇格はあくまでプロになる過程のうちの一つだったので、チームを一時的に抜けJ2の複数のクラブのキャンプや練習に参加していました。

ただ評価して頂くもその時点での内定迄は勝ち取れてない状況でチームの関東ニ部昇格させる事での葛藤があり悩み続けました。

思うようなパフォーマンスが出せない日もあり、ひたすら自主練で追い込み続けた結果、自身の身体に変化が起きました。

練習でもすぐに息が上がり、身体もダルく感じはじめ最初は疲労が抜けてないだけだと思い込んでいました。
そして、練習試合があった日に前半が終わりハーフタイムで呼吸が荒くなり、出場する予定だった後半は出場せずベンチで休みました。

これを機に、病院で診察をする事を決め複数の病院で診てもらいました。
すると、診断結果が出て「オーバートレーニング症候群」と判明しました。

医師からは、サッカーに関わる事をせず他のリラックス出来る事や趣味などをやるようにと言われ、ホットヨガに通ったり滝行に行ったりと普段の生活とは違う事を取り入れてみたりしました。

ただその時期は、周りの四年生は進路の為にプロのクラブに練習参加したりスカウトが試合に偵察したりとする時期でもあり僕自身は本当に辛い時期でもありました。

でも、治さない限り夢も何も無いなと思い完治させる事を決意し二ヶ月間を治療期間とし、リーグ戦の終盤に完治し間に合いました。

思いの外、フィジカルトレーニングや練習試合、途中から出る公式戦でコンディションが戻りシーズンで一番といった感覚まで持っていけました。

ただ、二ヶ月といった期間で代わりに入った選手の調子も良く、リーグ戦は優勝で終える事は出来たがスタメンで出場する事はありませんでした。

悔しさはあったが、ここからの参入戦で出場して巻き返せば良いと思い踏ん張って直向きに頑張り続けました。

でも練習や練習試合で調子が良くてもスタメンで出場する機会は無く、五試合がある内の三試合が終わりました。

自分でも絶対的な自信があったし、キャプテンになってから家族が観にきた試合でまだスタメンで出場してるところは観てもらえてなかったので、意地でも出場しようと思い監督に直談判しました。

ですが、監督は「日頃の実力、活躍は評価してる。でも今、変える事は良くも悪くも変化があるから難しい」と言われました。
当然、一理あるとも思いました。
チームスポーツで自分だけがと言う考えは甘いと思い、だったら適材適所で役割を与えて欲しいと言いました。

すると、次の日は負けてる時のシチュエーションで高さを活かすFWを試して頂き、紅白戦では点も取ることができ、勝ってる時のシチュエーションでも相手のキーマンにマンツーマンの役割も行いました。

そして試合当日、1-0で迎えた残り15分。
ここは出場出来ると確信しました。
ただ、呼ばれる事はなく、恐れていた相手のキーマンから失点を許し引き分けました。

こうして、参入戦は惜しくもリーグ2位となり最後の入れ替え戦となりました。

キャプテンとして泣いても笑っても最後の試合。
スタメンでは無いけど、目標は目の前。
しっかりと、チームをマネジメントとし鼓舞し続けました。

そして最後の3分。ピッチ内の四年生やベンチにいた後輩達が「シュントを出さないの?」「シュント君を出して下さい」と監督に発言していました。
その瞬間、涙が込み上げてきました。
そして、監督から呼ばれて出場する事ができ、
最終的に1-0で勝利する事が出来ました。

ただ、念願だった「関東二部昇格」を達成出来た事の嬉しさよりも、自分に対する不甲斐なさで込み上げて来た涙が、最後の挨拶で耐える事が出来ず流してしまいました。

順風満帆なシーズンを送る事が出来ず、自分の進路も決まらないまま終わってしまったと思うと本当に歯痒い気持ちでいっぱいでした。

そして何より自分自身のコンディションの調子が良く、感覚など全てが良かったからこそ不完全燃焼だったのが悔しかったです。

頑張りや努力だけが決して必要では無く、頼れる素直さや自分に対する余裕が必要だなと振り返ってみて思いました。

だからこそ、今後はしっかりと自分と向き合う時間をつくり自身をマネジメントする事をより一層心がけていこうと思いました。

所々、端折りはありましたが最後まで読んでいただき本当にありがとうございます🙇🏻‍♂️

今も尚、進路は決まっておらず大変ですがコンディションは練習参加などを繰り返し、常に良い状態をつくっています!
自分が参加していたJのクラブでもご縁こそ無かったですが、通用する事とそのクラブで頂いた評価と言うのは今の自分の自信に繋がっているので、必ずプロになる為諦めないで行動をし続けます!!

関連記事

TOP